2015・11・16
旅猿ツアー「頼亨翁 錦帯橋の旅」③
昼食後は柳井の「むろやの園」。名前は油商として栄えた小田家の屋号「室屋」に由来するという。
屋敷の離れには、頼山陽の筆跡に似た文字が書かれた琴の板があるが、入手経路を含め、不明とのこと。左は「煎茶鶴避煙」右は「洗硯魚呑水」
さて「むろやの園」の一室で、「頼山陽ネットワーク」顧問の頼祺一先生による頼亨翁の書簡に関する講義が行われた。
月性は頼山陽の息子の頼三樹と交流があったと思われる僧侶。
旅猿ツアーの詳細、続きは12月発行予定の「頼山陽ネットワーク通信」に掲載予定。
ご参加の皆様、及び会員様に送信致します。
講義の後には、煎茶道三癸亭賣茶流
の皆さんによるおもてなし。
知と食を満たしたあとは、「むろや」の広い屋敷を自由見学。さらに最終目的地の月性記念館へ。
2015・11・15
旅猿ツアー「頼亨翁 錦帯橋の旅」②
次なる訪問先は、いよいよ錦帯橋。
旅日記には「橋を五つにして 川堤のもとの弐つのはしは世の常のごとく 中の三つの橋は、はし柱なしにかけたり…」などと紹介されている。
暖冬のせいか、残念ながら、紅葉にはやや早い感じ。
しかし亨翁の気分になって、錦帯橋を渡ってみる。
ゆるやかな傾斜。のんびり歩く。
宇野千代は生前、この店に訪れたそうだ。生家も近くにある。
歩いているうちに、お腹が空いてきた。昼食会場は、宇野千代の名作『おはん』にも出てくる半月庵。
名物の岩国寿司(左の写真、前列左)には具がぎっしり。
右のお平にもたっぷりの根野菜。煮物ではなく、吸い物だという。
店主の挨拶で、岩国蓮根には、穴が9つあることを知る。
2015・11・11
旅猿ツアー「頼亨翁 錦帯橋の旅」①
11月10日、頼山陽ネットワーク(代表石村良子)主催による旅猿ツアー「頼亨翁 錦帯橋の旅」が行われた。
4月に行われた、旅猿ツアー「頼亨翁 宮島の旅」に続き、頼山陽の祖父の頼亨翁が残した旅日記を追って現地を訪ね、歩くというもの。
その様子をダイジェストでご紹介しよう。
参加者は定員の約40名。予定通り、9時過ぎJR広島駅を出発。
車中では、まず「添乗員」の石村代表の挨拶に続き、進藤多万事務員による「頼亨翁の旅日記」の音読。
幸い、前日までの雨もやみ、最初の訪問地、亨翁も訪ねた「衣掛けの松」まで、バスを降りて、散策がてら歩くことに。
つづく
いきなりのお勉強モードに、車内に緊張感が漂う、かと思ったが、進藤事務員のユーモアあふれる話に、皆様、リラックスムード。