2020・10・21 天野清司さん

感想「一句一句が柱や梁のように日常を組み立てている」

 

書名が『俳句エッセイ 日常』というように、兜太草田男論争をなどという俳句観をめぐるものとはほど遠いものです。それだけに俳句を日常の生活においてみる、改めて俳句を詠むことの意味に気を向けることになりました。この本は詠み手の見延さんの知人の方から頂いたもので、読んだら感想をと言われていたので、すこしつぶやいてみます。

 

俳句というものは誠に幅広く、底知れぬ深さを持っているもののようです。その幅の広さから言えば、日常の刻々に触れるものが詠む対象になる、そのことを改めて示してくれます。

 

もう30年くらい前に地域で高齢者福祉事業に携っていた頃、バスの小旅行に行ったことがあり、車内での自己紹介の時、初老の品の良いご婦人が「俳句を少々」と言われたことが耳に残っています。私も少年期から大人になりかけのある種の放浪時代、ノートに俳句めいたものを書いていた時代があったので、あんな風に俳句について触れてみたいと、ご婦人の品の良さと共に言葉の響きも気持ち良く残っています。

 

見延さんの俳句について読まれた人が、俳句から見延さんの生活が見えます、という言葉が紹介されてます。その通りだと思います、そして句を通じて生活が見えるということは、まるで生活の構造を構造材を示しながら見渡しているように思えるのです。

 

一句一句が柱や梁のように日常を組み立てている、子育て時代の日常、それが終わっての生活になればそれらしく、また研究され小説にもまとめられた頼山陽との関わりも詠みこまれています。十七音という短さが、読んだ時の対象に対する印象の深さを示すのか、短さが故に生活の張りを端的に示して来る、そんなふうに読みとることができました。

 

詠む対象が日常生活であろうと社会的な課題であろうと、短さが深さ強さの表現に有効性だと示す詠み方ができるように精進せねば、と思います。

 

見延典子のブログです。

同じく、そのときもらったワインや、イチジクも添えて。

2020・9・29

出版祝の花を描く

 

絵の教室へ行き、先日、『俳句エッセイ日常』の出版祝として、お嫁さんからもらったお花を描いてみた。

 本日のモグモグタイム
 本日のモグモグタイム

もちろん『俳句エッセイ日常』もしっかり描きこむ(笑)。アピールの甲斐があったのか、絵の仲間も購入してくださる。感謝!

 


2020・9・15 『俳句エッセイ日常』のご感想➁

 

『俳句エッセイ日常』のご感想が届いています。ありがとうございます。感謝をこめて、一部ご紹介します。

  ※『俳句エッセイ日常』は頼山陽史跡資料館(広島市)でも販売しています。

 

Wさん

楽しく、見延典子さんの人生の歩みを読ませていだいております。

 

Mさん

文字やイラストにふれて「見延先生」だぁ~と喜んでいます。
どうぞ、これからも素晴らしい作品を出版して頂ければ大変嬉しいです。

 

2020・9・12 角増正裕さん「丸くなるか尖るか」

 

俵万知さんが1991年に発行した第3短歌集の題名が「チョコレート革命」

で、私は当時広島銀行へ就職して1年目でした。私が早稲田大学商学部1

年生だった1987年の「サラダ記念日」は、俵万知さんが見延先生と同じ

早稲田大学第一文学部の学生時代から高校教師の期間に詠んだ短歌集で、

題名の元となった句が(「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日と丸い感じだったのに、4年後の教師を辞めてからの発行となった「チョコレート革命」では(男ではなくて大人の返事する君にチョコレート革命起こすと尖った内容に変化していました。

一方で、見延先生が1978年に早稲田大学第一文学部の卒業制作として執

筆したベストセラー「もう頬づえはつかない」の内容は尖った感じだっ

たのに、42年後の俳句エッセイ「日常」は帯に引用されている1句(中年の不良となりて野に遊ぶ)も含めて丸い印象です。その丸さが心地よく楽しい作品でした(「令和のロックンローラー」にも期待しています)。

とてもうらやましい活動です。

 

2020・9・11 『俳句エッセイ日常』のご感想

 

『俳句エッセイ日常』のご感想が届いています。ありがとうございます。感謝をこめて、一部ご紹介します。

  ※『俳句エッセイ日常』は頼山陽史跡資料館(広島市)でも販売しています。

Iさん

本 届きました おめでとうございます

さっそく読ませていただいております 絵が素敵です 絵が典鳥さんそのもの

両方見延さんの 真面目さ誠実さが一杯でてます  でも 人生まだ半分第2集期待してます

 

Sさん

本日、届きました。910日ピッタリですね。

早速拝読しました。正直、俳句は私には理解できない作品が多いのですが、そこに添えられた挿絵にほっとされます。いかにも さらさら と筆を走らされた結果だと思います。この挿絵を追いかけるだけでも、楽しくなります。

 

2020・9・9

『俳句エッセイ日常』発送終了

 

本日9日、見延典子の『俳句エッセイ日常』の発送が終了しました。

概ね明日にはお届けできると思います。3日以上たっても、届かない場合はご連絡をお願いします。


アマゾンでの販売は9月18日からです。

本ホームページでお申込みの場合、送料が無料になるのはご予約者のみの特典です。9月18日以降は有料になりますので、ご了承ください。

 

2020・9

ご予約くださった皆様へ

 

見延典子の「俳句エッセイ日常」をご予約くださった皆様へ、メールをさしあげました。

ご予約されているにもかかわらず、メールが届いていない場合はお手数ですが、ご連絡くださいますよう、よろしくお願いいたします。

 

引き続き、ご予約受付中です。

 

 


ひきつづきご予約承り中 
ひきつづきご予約承り中 

2020・8・20

初校ゲラ

 

印刷をお願いしている文華堂さんから、初校ゲラをもらう。自分でプリントするのとは違い、文字も絵も写真もくっきり。ご予約くださっている皆さん、ご期待ください!

 


2020・8・12

日に三度もの食う子らの夏休み

 

『俳句エッセイ日常』の帯文をご紹介します。

 

日に三度もの食う子らの夏休み 

 複数の子どもがいて、離婚もず、生涯を送った女性の作家はどのくらいいるのだろう。子どもの存在は創作活動の足枷になる。何より時間を奪われる。このあたりに大成しない要因があるとすれば、甘んじて受け入れるしかない。(第一部「家族を詠む」より)

見延典子手書き自選15句が掲載された『俳句界』2005年7月号
見延典子手書き自選15句が掲載された『俳句界』2005年7月号

※「頼山陽ネットワーク」公式ホームページの会員様に、『俳句エッセイ日常』のご予約のご案内をお送りしております。会員様で、ご案内が届いていない場合はお知らせください。

 

表紙のトンボ イラスト/見延典子
表紙のトンボ イラスト/見延典子

2020・8・6 俳句エッセイ「日常」③

 

広島市内では書店の閉店、撤退が相続いている。それだけ人々の足が書店から遠のいているのだろう。

 

気がつけば、出版や印刷の分野は時代からこぼれ落ちようとしている。

 

そんな状況下で、新たに本を出そうとする自分は、そうとう時代遅れの人間になっていると思う。


俳句エッセイ「日常」 

 目次

   はじめに

   第一部 家族を詠む

   第二部 句会「六回の会」

   第三部 自選四十五句

   あとがき

   見延典子 関連略歴

   特別付録 六回の会 活動の軌跡

 

四六判 156ページ 写真やイラストはカラー印刷 

発売予定日 9月10日

価格 「頼山陽ネットワーク」公式ホームページ会員様には特別価格2000円(+税)で販売予定。取扱いはamazonのみ、書店では取扱いません。

 

2020・8・1 俳句エッセイ「日常」➁

 

27年間に詠んできた拙句から200句を選び、自分で描いたイラスト、秘蔵写真など30枚あまりを載せた俳句エッセイ「日常」の編集作業がほぼ終了した。私家版としての限定出版で、版元は南々社。南々社の西元俊典社長は、句会の創設メンバーだったという縁がある。

完成型を想定した「版下」を自分でつくり、確認作業を進める。
完成型を想定した「版下」を自分でつくり、確認作業を進める。

2020・7・19 俳句エッセイ「日常」

 

27年間に詠んできた俳句に、自分で描いたイラストを加えて、俳句エッセイ集を出そうと準備をしている。自分でデ一タ(版下)を作り、仕上がり具合を確かめる。

内容に沿ったイラストなのだけれど、これだけでも使えるかも。

2020・7・1

イラストに挑戦

 

俳句エッセイを編もうと思い、イラストを描いてみた。


ホームページ編集人  見延典子
ホームページ編集人  見延典子

 

「頼山陽と戦争国家

国家に「生かじり」された 

ベストセラー『日本外史』

 定価で販売しています

南々社
南々社

『俳句エッセイ 日常』

書店では取り扱いません。

残部僅少!

 詳しくはこちら

 

『もう頬づえはつか      ない』ブルーレイ

 監督 東陽一

 原作 見延典子

※当ホームページではお取扱いしておりません。

 

 紀行エッセイ

 『私のルーツ

 

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