見延典子が書いています。

2020・4・13

湯谷祐三、廣森美枝子

「手紙より見たる雲華上人と

        小石元瑞の交流」

 

雲華上人研究家の湯谷祐三氏と廣森美恵枝子氏が「手紙より見たる雲華上人と小石元瑞の交流」(A5版、41ページ)をまとめた。

 


東本願寺高倉学寮の学頭だった雲華上人(1773〜1850)が京都の蘭方医小石元瑞(1784~1849)に宛てた書簡集「雲華師俗牘」(一巻)が究理堂に保管されていた。その全文を翻刻し、解題を加えた。

 

全部で26通あり、うち17通は山陽(1780~1832)が在世時のもの。雲華上人も小石元瑞も、頼山陽研究には欠かせない人物である。雲華上人研究のみならず、頼山陽研究にも新たな角度から光を当てた労作といえよう

 

2014年 KADOKAWA
2014年 KADOKAWA

2019・9・21

佐藤雅美「知の巨人」

 

7月に逝去した佐藤雅美による荻生徂徠伝。若き日の頼山陽は徂徠をずいぶん攻撃しているが、本書を読むと、そもそも儒者とは、異なる思想の持ち主と徹底的に戦うことがわかる。徂徠は、道徳や仁義にこだわる朱子学に対して、本来の孔子の教えに基づき「道」を求めることを自らの古文辞学の中心に据える。


後半一度だけ「頼山陽」が出てくる。明治に入り山崎闇斎、頼山陽が従三位、伊藤仁斎、熊沢蕃山、新井白石が正四位に叙されたのに対し、徂徠は贈位から外され、大正天皇即位大典に際しての大量贈位の際も、やはり贈位は見送られたという。

 

背景には朱子学に対する評価があるのかと思ったが、問題になったのは徂徠が孔子の肖像画に「日本国夷人」と署名したことが尾を引いているという。徂徠は中華崇拝主義者と捉えられていたのだった。

 

ホームページ編集人  見延典子
ホームページ編集人  見延典子

 石村良子代表の編集

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「頼山陽と戦争国家

感想② 感想③

感想④

南々社
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 監督 東陽一

 原作 見延典子

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 紀行エッセイ

 『私のルーツ

 

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