見延典子が書いています。

2014年 KADOKAWA
2014年 KADOKAWA

2019・9・21

佐藤雅美「知の巨人」

 

7月に逝去した佐藤雅美による荻生徂徠伝。若き日の頼山陽は徂徠をずいぶん攻撃しているが、本書を読むと、そもそも儒者とは、異なる思想の持ち主と徹底的に戦うことがわかる。徂徠は、道徳や仁義にこだわる朱子学に対して、本来の孔子の教えに基づき「道」を求めることを自らの古文辞学の中心に据える。


後半一度だけ「頼山陽」が出てくる。明治に入り山崎闇斎、頼山陽が従三位、伊藤仁斎、熊沢蕃山、新井白石が正四位に叙されたのに対し、徂徠は贈位から外され、大正天皇即位大典に際しての大量贈位の際も、やはり贈位は見送られたという。

 

背景には朱子学に対する評価があるのかと思ったが、問題になったのは徂徠が孔子の肖像画に「日本国夷人」と署名したことが尾を引いているという。徂徠は中華崇拝主義者と捉えられていたのだった。

 

ホームページ編集人  見延典子
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