頼山陽サロンのコーナー。見延典子が書いてます。

2025・2・13 第11回頼山陽サロン、終了

 

 2月12日、第11回頼山陽サロンが17名の参加者で終了しました。

 最初の講演は浄土真宗本願寺派應時山眞光寺坊守の青原邑宗さん。明治政府が行なった廃仏希釈、神仏判然令が日本の仏教界に与えた打撃と余波について、長年のご研究に基づき、鋭く、かつ平易な言葉で語ってくださいました。私たちの生活から仏教が消えつつある理由の一端がわかりました。

講師の青原邑宗さん
講師の青原邑宗さん
講師の尾崎和則頼山陽ネットワーク代表
講師の尾崎和則頼山陽ネットワーク代表

 頼山陽ネットワーク代表で、妙詠寺(日蓮宗)の僧侶でもある尾崎和則さんは、仏教の大きな枠組、日本人の宗教観について語ってくださいました。

 頼山陽サロンを始めたのは、頼山陽が明治以降国家によって都合よく作られていき、「頼山陽居室」まで生み出したことへの憤怒からです。今日の青原さんのご講演は、対象こそ異なりますが、仏教界の人々が行なってきた弊害の原点が明治政府の施策に端を発しているという点で共通しています。仏教界の落日と頼山陽の作り替えの根は同じ。頼山陽サロンの原点に立ち返った思いです。

お二人の講師の熱いお話に、聞き入るご参加の皆様
お二人の講師の熱いお話に、聞き入るご参加の皆様

 次回は3月12日(水)「頼山陽サロン 大感謝祭」を計画中。お楽しみに。

 

 

講師の尾崎和則頼山陽ネットワーク代表

2025・1・19 第11回頼山陽サロンのご案内

 

 第11回頼山陽サロンのご案内です。今回は講師が2名です。

 残りⅠ席です。

 お申込みはメールから。


 

日時 2月12日(水)13時半~15時15分(13時開場) 

場所 ウエンディひと・まちプラザ南棟3階会議室A(定員18名)

  (広島県広島市中区袋町6-36

演題 日本人の宗教観について

講師  尾崎和則頼山陽ネットワーク代表、

    妙詠寺(広島市南区、日蓮宗)の僧侶

講師の言葉

日本人の宗教観や各宗派について話してみたいと思います。一神教と多神教、神仏の差違、なぜ日本では外国のように宗教戦争が起きなかったかについて解説しましょう。

 

第2テーマ 大正、昭和の広島の仏教界について

講師 青原邑宗さん(浄土真宗本願寺派應時山眞光寺(広島市中区)の坊守

 

会費 1、000円(コーヒー、菓子付)10代~20代は無料

司会進行 見延典子