日本の着物のような衿合わせだが、ちょっと開きすぎ?

お茶会の後は、上海でも琴を教えていらっしゃる坂田進一琴士やお弟子さんらによる演奏会。

前列坂田琴士、大煕和尚中心にご参加の皆様
前列坂田琴士、大煕和尚中心にご参加の皆様

台風接近や秋雨前線の影響で、残念ながら中秋の名月は鑑賞できなかった…、と思いきや、なんと帰りの飛行機の座席から、ほぼ満月に近い月が見えるではないか。まさに「観月茶会」にふさわしいエンデングとなった。

2016・10・4

旅猿上海編「観月茶会」④

 

お茶会参加者の中国人の中に見慣れぬ装いの女性たちがいる。

そうこうするうち、女性の一人が中国茶を入れ始めた。しかもなかなかの手つき。どうやらこの服装は中国茶席用の正装のようだ。

夕闇が深まる中で厳かな演奏会。
夕闇が深まる中で厳かな演奏会。
手を伸ばせば届きそうなところに月が。
手を伸ばせば届きそうなところに月が。

以上「上海旅猿」のご報告でした。

 

 


この日は9月15日、中秋の名月にあたる。あいにくの天気で月を愛でるというわけにはいかないが、中国ではこの日に供える月餅やウサギの絵柄のお菓子が用意された。

煎茶席用の月餅
煎茶席用の月餅
中国茶席用のウサギのお菓子
中国茶席用のウサギのお菓子

中国人の皆さんは煎茶の道具、作法を興味深そうに見入っている。

 

 

 

2016・9・30

旅猿上海編「観月茶会」③

 

扁額のお披露目、献茶のあと、観月茶会が始まった。

華やかな中振袖が会場にマッチしとても素敵。思い入れのあるお着物だそうで「日本では着られないので思いきって」と微笑まれた。
華やかな中振袖が会場にマッチしとても素敵。思い入れのあるお着物だそうで「日本では着られないので思いきって」と微笑まれた。

大煕和尚(写真上)も学僧の殷さん(写真右)も、石村良子代表に入門した。石村代表は弟子たちにさまざまな所作を手取り足取り伝える。

正装の大煕和尚
正装の大煕和尚
除幕された扁額
除幕された扁額
殷さんも正装
殷さんも正装

9・27 

旅猿上海編「観月茶会」②

 

法華學問寺のお堂に掲げる扁額のお披露目を前に、献茶の作法を最終確認をする。

歩き方を教わる学僧の殷さん
歩き方を教わる学僧の殷さん

いよいよ本番。

法華學問寺の檀家も集まっている。
法華學問寺の檀家も集まっている。

中国と日本。言葉は通じなくても、わかりあえるものがある。

大煕和尚を見守る中国の皆さん
大煕和尚を見守る中国の皆さん

真心をこめて教えようとする石村代表と、真剣に教えを受け継ごうとする大煕和尚、殷さん。

 三人の様子を拝見しながら、両国の文化が共鳴し合うのを感じた。

 

 


会場の法華學問寺は、頼山陽ネットワークと親交を結び、昨年の広島や今年の竹原で開かれた茶会のため来日された大煕和尚のお寺。

想像以上に広い敷地。
想像以上に広い敷地。
お堂の天井には金箔がはられている。    総工費は10億円以上とか。
お堂の天井には金箔がはられている。    総工費は10億円以上とか。

上海の皆様に日本の煎茶を味わっていただきたい、との思いで、日本からお茶道具持参でやってきた。

 

         続きます。

2016・9・24

旅猿上海編「観月茶会」①

 

頼山陽ネットワークは、9月15日上海の法華学問寺で「観月茶会」を開いた。少し遅くなってしまったが、当日の様子をお伝えする。

上海市内から30分のところにある。来年の開山に向け、工事が急ピッチで進んでいる。

あいにくの雨の中、工事は進む。われわれが帰る頃には、屋根の板は打ち終わっていた。
あいにくの雨の中、工事は進む。われわれが帰る頃には、屋根の板は打ち終わっていた。

今回、来訪の目的はお堂に掲げる扁額のお披露目に伴い、献茶を行うというもの。

正装の石村良子代表
正装の石村良子代表
石村代表以下煎茶道「三癸亭賣茶流」   7名でお茶会の準備
石村代表以下煎茶道「三癸亭賣茶流」   7名でお茶会の準備

ホームページ編集人  見延典子
ホームページ編集人  見延典子

 

「頼山陽と戦争国家

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