文政元年(1818)頼山陽の九州遊歴から本年2018年は200年。「頼山陽ネットワーク」も9周年を迎えることから「西遊200年 頼山陽九州(9周)年」と名づけ、数々のイベントを計画中。順次、内容を公表していきますので、アイデアがあればぜひお寄せください。

(記名がない場合、執筆は見延典子が担当しております)

 

2018・1・12 頼山陽の九州遊歴まで③「二人の叔父」

 

文政元年1月の『梅日記』を開いてみたが、ここにも九州遊歴に関する記載は見当たらない。1月21日に、山陽が前年12月23日に京から出した書状が届いている。そこに何が書かれていたかわからないが、山陽が春水の三回忌に帰省することは確かなので、梅は山陽との2年ぶりの再会を心待ちにしていたと思う。

 

おそらく九州に行きたいという山陽の思いは前年末頃には固まっていたのではないか。しかし現在のように自由気ままに旅ができる時代ではない。しかも山陽には脱藩の前科がある。

 

九州を恙なく旅するには九州各地に知人も多い春風、杏坪の二人の叔父から紹介状を書いてもらい、身分の保証をしてもらう必要がある。叔父たちを説得できるか否かが、九州旅行の分かれ目だったのではないか。思いの強さから周囲を巻き込むことが多かった山陽も、39歳にしてようやく段取りを踏むことができるようになったといえるのではないか。

 

 

「頼山陽全伝」上巻
「頼山陽全伝」上巻

山陽は2月5日、広島城下にある頼邸に帰省し、17日亡父春水の3回忌をすませたあと、叔父の春風、杏坪に長崎行を相談。「思いの外うけよろしく」広島から直に出立することになったと、尾道の橋本竹下ら2名に手紙で伝えている。このことから、九州へ向かう当初の目的は「長崎行」であったことがわかる。長崎は唯一世界に開かれた港であった。

 

2018・1・4  

頼山陽の九州遊歴まで②「長崎行」

 

頼山陽はいつから九州遊歴を計画したのであろうか。『頼山陽全伝』と共に『頼山陽書翰集』も調べてみたが、それらしい記述はない。『頼山陽全伝』3月5日になり、ようやく「長崎行決定」の文字が見える。

「頼山陽全伝」文政二年冒頭ページ
「頼山陽全伝」文政二年冒頭ページ

2018・1・2  頼山陽の九州遊歴まで

 

文政元年(1818)頼山陽は元旦を京都で迎える。39歳。再婚した梨影(りえ)は22歳。子どもはまだいない。この頃住んでいたのは二条高倉東入ル北側、通称「槍の柄の家」。ここで山陽は真塾という塾を開き、潤筆料などによって生計を立てていた。

 

山陽はいったいいつ頃から「九州遊歴」の計画を立てていたのか。山陽の生涯の行動が記録された『頼山陽全伝』(木崎好尚著)正月13日の記述として、尾道の橋本竹下に宛てて出した手紙を紹介。前年12月24日に出した手紙と併せて内容を確認した上で、「九州遊歴はまだ決定されていなかった」とある。

 

山陽が1月に京都を発ち、広島に向かうのは、2月17日の父頼春水の三回忌法要に出席するためである。文化13年(1816)春水が71歳で没して以降、丸2年のあいだ山陽は喪に服していた。

 

だが思いつきで「九州遊歴」に出たとは思えない。塾を閉じ、京都に妻を残し、美濃出身の弟子の後藤松陰を伴っての旅立ちである。それなりの準備は必要だったのではないか。

 

  ※ご意見やご存じのことがあればお寄せください。

   「頼山陽てくてく」は皆様とともにつくり、皆様とともに歩いてい

   くコ一ナ一にしたいと思います。

 

 

上田さん主催「ひれあい・いきいき漢学サロン」会報の最新号
上田さん主催「ひれあい・いきいき漢学サロン」会報の最新号

来年は「頼山陽 九州遊歴200年」の節目の年を迎えます。「ふれあい・いきいき漢学サロン」でも頼山陽の人と作品について親しみを深め、機運を高めて参ります。

 

 

2017・9・27

上田誠也さん「熊本県菊陽町から」

 

「頼山陽 九州遊歴200年」に向けて熊本の雑誌に寄稿しました。

くまもと文学・歴史館友の会 会報誌
くまもと文学・歴史館友の会 会報誌

2017・9・3 中津のオッサン「耶馬渓 2018年の取り組み」

 

頼山陽西遊200年に関する耶馬渓の取り組みは、タイトルを、

 

耶馬渓の名付け親・頼山陽~「耶馬渓」誕生!200年記念祭

 

として、2018年11月3日に開催することが決まりました。

すでに実行委員会(約20名)を2回開催しています。

内容については事務局(吉森晶子代表)一任で、目下協議中です。

 

 

来年は「西遊200年 頼山陽九州(9周)年」 各種行事を計画中!

 

2018年度の行事として内定しているものをご紹介します。

 

3月3日(土)~11日(日)広島市中心部にある紙屋町地下街シャレオで「いま、シャレオ西国街道でござる!」(主催 / 広島市)が開催。

 

3月3日(土)13時半からシャレオ中央広場で、オープ二ングセレモニーが行われた後、14時からシンポジウム「知れば楽しい、西国街道」~広島城下の江戸文化に誘われて~があり、見延典子も参加。頼山陽の西遊200年について語る。

 

3月3日(土)14:00~シンポジウム(シャレオ中央広場)
「知れば楽しい、西国街道」~広島城下の江戸文化に誘われて

 

パネリスト 見延典子氏(作家)
      前野やよい(広島城学芸員)
      高山正氏(まちなか西国街道準備委員会幹事)
コーディネーター佐々木卓也氏
(ひろしま歴史街道トリップ実行委員会座長)

          (全体で90分、一人の発言は15分程度)

 

また最終日月11日(日)夕方5時から行われる「安芸ひろしま武将隊によるパフォーマンス」の中で、頼山陽を主人公にした寸劇(原案提供は見延典子)が披露される予定。若者によるパフォーマンス。約1時間。

 

 

1、3月6日 10時~10時30分 頼山陽史跡資料館和室「供茶式」

                   (主催 / 頼山陽ネットワーク)

 ※1月京都を出立した頼山陽は2月5日から杉ノ木小路の頼家の屋敷に

  逗留。3月6日九州遊歴に出立したことを記念し、供茶を行う。

 

3月6日、頼山陽長崎出游式

 

頼山陽が長崎に向けて、広島を発つ3月6日、頼山陽ネットワーク事務局有志で出游式を予定しています(募集は致しません。ご了承下さい)

 

3月6日

場所 頼山陽史跡資料館和室(椅子式)

    供茶(春水先生3回忌をしのんで) 景譲院希張新甫霊祭 参考

 

次第 10時30分 供茶15分(石村)

    11時    直会 酒あり

    11時40分 西国街道の説明(見延)

    12時    頼山陽が歩いた西国街道へ出発 望月山登山

               (主催 / 頼山陽ネットワーク)

 

2、5月23日 旅猿ツアー「長崎『花月』のお座敷で卓袱料理」

                   (主催 / 頼山陽ネットワーク)

 ※この日、頼山陽が長崎に入ったことを記念しての催し。

 

3、 11月3日 

     耶馬渓の名付け親・頼山陽~「耶馬渓」誕生!200年記念祭

                                               (主催 / 耶馬渓を中心とする皆様)

  1818年12月、頼山陽は現在の大分県日田市から中津市に向かう

  道中で見つけた景勝地を「耶馬渓」と名づけます。

  「耶馬渓」誕生200年を祝う催し。

 

4、「頼山陽てくてく」

                   (主催 / 頼山陽ネットワーク)

  1818年1月京都を出立してから、1819年潤4月29日帰京す

  るまでの頼山陽の足取りを、ほぼ毎日「頼山陽ネットワーク公式ホー

  ムページ」で紹介、更新していきます。

 

    ご協力いただける方を募集します。

    「頼山陽てくてく」は頼山陽の足跡が広範囲にわたるため、執

     や写真などご協力ただける方を求めます。募集要領については 

     下記をご覧ください。

                       2017・7・24~初掲載

「頼山陽てくてく」(仮称)ご協力者、募集中!

      ご協力いただく内容

  1、紀行文の執筆 (実際に歩かず、机上での執筆でかまいません)

  2、頼山陽が歩いた街道沿線の写真のご提供(町並み風景、名物のご

    紹介でも可です。ただ、著しく個人的な写真は掲載できません)

 

底本とするのは『頼山陽全伝』です。『頼山陽全伝』の記述を踏まえつつ、その土地で出会った人々、頼山陽が詠んだ詩などを紹介しながら、頼山陽が味わった旅の気分を、共に味わおうというものです。

 

① まず頼山陽ネットワーク公式ホームページ会員になってください。

  連絡を取り合うためです。

② ご協力可能な区間をお知らせ下さい。ご担当ご希望箇所『頼山陽全

  伝』をコピーしてお送りします。

 

決定しているご協力者と区間青文字)2017・8・3 現在

 

   48、吉田(下関市)

      ↓       中津のオッサン

   49、小月(下関市)

      ↓       中津のオッサン

   50、長府(下関市)

      ↓       中津のオッサン

   51、福岡

   52、佐賀

      ↓       石村良子代表

   52、長崎 滞在中  石村良子代表   

   54、天草

   55、熊本

   56、鹿児島

   57、熊本

   58、大分 竹田 「竹田荘」滞在中  進藤多万さん

      ↓       中津のオッサン

   59、大分 日田(熊本)

      ↓       中津のオッサン

   60、大分 耶馬渓 中津

      ↓       中津のオッサン

   61、山口 下関

   62 広島

   63 京都「水西荘」

               ※その他はすべて編集人見延典子

                

一年半に及ぶ「頼山陽西遊」の行程はおよそ以下の通りです

 

京都を出立(主に西国街道を歩く)

  1. 山崎(大山崎町・島本町)
  2. 芥川(高槻市)
  3. 郡山 (茨木市)
  4. 瀬川 (箕面市)
  5. 昆陽(伊丹市)
  6. 西宮 (西宮市)
  7. 大蔵谷 (明石市)
  8. 加古川 (加古川市)
  9. 御着 (姫路市)
  10. 姫路 (姫路市)
  11. 正條(たつの市)
  12. 片島(たつの市)
  13. 有年(赤穂市)
  14. 三石(備前市)
  15. 片山(備前市)
  16. 藤井(岡山市)
  17. 岡山(岡山市)
  18. 板倉(岡山市)
  19. 川辺(倉敷市)
  20. 矢掛(矢掛市)
  21. 七日市(井原市)
  22. 高屋(井原市)
  23. 神辺(福山)
  24. 今津(福山市)
  25. 尾道(尾道市)
  26. 三原(三原市)
  27. 本郷(三原市)
  28. 四日市(東広島市) -
  29. 海田市(海田町)
  30. 広島(広島市)
  31. 廿日市(廿日市市)
  32. 玖波(大竹市)
  33. 関戸(岩国市)
  34. 玖珂(岩国市)
  35. 高森(岩国市)
  36. 今市(周南市)
  37. 呼坂(周南市)
  38. 久保市(下松市)
  39. 花岡(下松市)
  40. 徳山(周南市)
  41. 福川(周南市)
  42. 富海(防府市)
  43. 宮市(防府市)
  44. 小郡(山口市)
  45. 山中(宇部市)
  46. 船木(宇部市)
  47. 厚狭市(山陽小野田市)
  48. 吉田(下関市)
  49. 小月(下関市)
  50. 長府(下関市)

 51福岡

 52佐賀

 52長崎

 54天草

 55熊本

 56鹿児島

 57熊本

 58大分 竹田

 59大分 日田(熊本)

 60大分 耶馬渓 中津

 61山口 下関

 62広島

 63京都「水西荘」

 

底本とするのは『頼山陽全伝』です。

『頼山陽全伝』の記述を踏まえつつ、その土地で出会った人々、頼山陽が詠んだ詩などを紹介しながら、頼山陽が味わった旅の気分を、共に味わおうというものです。

 

しかし広範囲にわたるため、上記の西国街道、九州のゆかりの地にお住いの方、もしくは土地の事情に詳しい方に執筆や写真提供をお願いしたいと考えております。

 

およその趣旨がわかっていただけましたでしょうか? 

 

 

2017・8・17 匿名さん「頼山陽の日記はありますか?」

 

頼山陽の文政年間の九州行の件ですが、「頼山陽全書」以外に日記とかあるのですか? ちょっと興味があります。

同じころ、九州の修験者が全国を周遊した現代訳を読んだことがあります。「大江戸泉光院旅日記」文化文政の6年間全国を旅した人の日記です。

 

匿名さんへ

残念ながら、頼山陽は日記を残していません。手紙や漢詩から推測することになります。お住いの近く、またはご興味がある個所の一部(数日間)でもいいので、ご協力くだされば助かります。皆で「頼山陽てくてく」を成功させましょう。                見延典子

 

2017・8・12 吉森晶子さん「耶馬渓でもイベンドを計画中」

 

来年2018年は頼山陽西遊200年ということで、秋頃、私が暮らすここ「耶馬渓」でも記念のイベントを行いたいと考えています。

 

有志が集まり、すでに第一回目の会議も終えました。決まりましたら、ご案内致します。どうぞよろしくお願い致します。

 

 

2017・8・3 進藤多万さん「竹田荘の五夜なら」

 

「頼山陽てくてく」、竹田莊の五夜なら「卜夜快語」でたどることができます。(歩いてません)

 

2017・8・2

中津のオッサン「どうぞ、おまかせください」

 

なんとうれしい。来年2018年1月より頼山陽ネットワーク公式ホームページ上で、頼山陽の九州遊歴の足跡を毎日辿る「頼山陽てくてく」(仮称)の企画が掲載されているではありませんか。

 

 下関~筑前街道・竹田~日田~耶馬渓~中津~下関間はどうぞ、おまかせください。

 

「男のまかせとけ!!」ほどあてにならないことはない!!

カミサンの名言ですかできうるかぎり情報をお送りしますので、よろしくお願いします。

 

中津のオッサンへ

 立候補をいただき、ありがとうございます。

 皆様のお力をお借りして、企画を成功させたいと思っています。

 

2017・7・26 

ご協力者を募集します①

 

来年2018年1月より、「頼山陽ネットワーク」公式ホームページ上で、頼山陽の九州遊歴の足跡を毎日辿る「頼山陽てくてく」(仮称)を開始予定です。


   見延典子
   見延典子

 

見延典子著

明治維新から150年

紀行エッセイ

 『私のルーツ

 通信販売「限定」  

    発売中!! 

 

『汚名』(本分社)

 

 近砂敦著『耶馬渓』

 見延典子の書下ろし

 小説『獲物』を収録

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