2・15 徳冨蘇峰①

中野好夫著『蘆花徳冨健次郎』

 

そろそろこの人と本気で向き合わなければならない。

 

徳冨蘇峰である。

どこから手をつけていいのかわからず、まず手にとったのが中野好夫著『蘆花徳冨健次郎』(筑摩書房 昭和47年) 

 

作家の蘆花は蘇峰の弟。家族をとりまく風景から入ろうと思ったのだ。

 

ところがこの本、評判に違わず面白すぎる。徳冨家の家系だからというより、人という生きものが理性だけでは生きていけないという事例がこれでもか、というほど出てくる。

 

蘆花は蘇峰と違い、江戸時代の戯作や人情本文学に沈溺した。そういうわけで滝沢馬琴は出てきても、頼山陽は出てこない。

今はほとんど語られることがなくなった作家 徳冨蘆花は蘇峰の弟。東京に蘆花公園がある
今はほとんど語られることがなくなった作家 徳冨蘆花は蘇峰の弟。東京に蘆花公園がある

 

たった一カ所、頼山陽の名前が出てきたと思ったら、当然ながらというべきか、蘇峰について書かれたところ。

 

それについては「『蒙古来』欅一枚板」で紹介しよう。

 

写真は中野好夫著『蘆花徳冨健次郎』より転載した。

 

 

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