頼山陽が歌詞に出てくる校歌、唱歌(つくられた年、作詞者)を

探しています。ご存じの方はお知らせください。

2017・1・12 小畠達也さん「広島市立袋町小学校校歌」

 

ホームページで、頼山陽が唄われている校歌を探しておられるとのことを、広島市在住のK先生にお話したところ、改定前の本川小学校の校歌の2番にも有るとお聞きしましたので、お知らせします。

 

   広島市立袋町小学校校歌

     作詞  波多野文治
     作曲  不詳 


1 
鯉城の空に高光る  

いらかいかめし袋町  

その帽影の燦として  

まさきく生うや広島児 

 

2 ※現在は削除されている。いつ、だれがどのような理由から、削

  除したかご存知の方はお知らせ下さい。「加藤公」は広島出身で、

  総理大臣になった加藤友三郎を指していると思われる。

 

秀れいの気の凝るところ

 

見よや精励頼山陽

 

また見よ質実加藤公

 

吾先人に遅れめや

 


3 ※現在の2番になっている。
あした二葉に精を吸い  

夕べ三篠に気を吐いて  

国の花とぞ生い出ん  

ああ勇ましの広島児 

 

 

2016・3・2  中津のオッサン「耶馬渓鉄道唱歌」

 

耶馬渓鉄道は大正2年に開業。のちに大分交通の路線となり、付近の観光を支えたが、沿線の過疎化による利用者の減少と道路整備が進んだことなどの理由で、昭和50に全線が廃止された。

「耶馬渓鉄道唱歌」ではなんと頼山陽が3回も歌われる。

 

 

     耶馬溪鉄道唱歌      

                 作詞 鴛海 国陽

 

 

. 頼山陽の筆により 天下に名高き耶馬溪の奇景勝景探らんと今ぞ降り立つ中津駅

 

. 独立自尊と訓へたる 福翁出所の中津町  昔を偲ぶ記念碑は 扇城々址聳えたる

 

. 耶馬溪軽鉄の列車にて 汽笛一声勇ましく 沖代平野を右左 名僧雲華の古城駅

 

. 郡中一の大貞の 宮居は高し杉の杜鯉の鰭(ひれ)ふる薦池映るや辺りの八つの景

 

. 常盤(ときわ)の松に色そえて春は桜に秋紅葉美談を残す鶴市や八面登山は上の原

 

. 真坂は杉と兎とび 餅に名を得し野路の駅 宇佐に由縁の斧立社 過ぐれば変わる郷の態 

 

. 耶馬七景の清流を 一つに注ぐ鮎返り 山の姿や水の色 眺めおかしき仏坂

 

. 樋田の民家を眺めつついつしか珀水(はくすい)湛える 樋田大堰の鉄橋を渡る響き雷か 

 

. 水に映らふ隧道(ずいどう)は 昔時孤客の禅海が 三十余の辛酸に ほりしといへる洞門よ

 

. 羅漢寺駅を下り立てば 法道仙人唐土 来りて開きし羅漢寺へ 道程僅か十五町

 

十一. 手の平返し針の耳 五百羅漢や宝物館 地獄極楽一めぐり 洞鳴の滝も遠からず

 

一二. 駅のほとりの青の里 眺め尽きせず山陽が一夜をあかせし絶景地 近くに流れの犬走り

 

一三. 競秀峰をながめつつ スタンプ付の絵葉書や耶馬溪焼の三猿を 記念の土産に買ふもよし

 

一四. 千筋の滝の蕨野に三日月神社の杜蔭や賢女ヶ嶽の岸壁は 河の彼方に唯一目

 

一五. 見よや此方の冠石 名にちなみたる冠石野の駅を過ぐれば厳洞山 麓に刀自売(ことじめ・天長4年(827)の頃、領主の蕨野勝宮守てい うとが居って、その夫人の難波部首子刀自売(ことじめ)は、賢女として時の朝廷からまで賞されたとか)の久福寺

 

一六. 平田城址や西浄寺 彼方を眺めて立留り城井の神社を伏し拝み 枝垂の松の鶴の坂

 

一七. ゆかしき声の鶯は 彼方此方の山の峰机は本線最長の 隧道刹那(せつな・きわめて短い時間)は暮れの闇 

 

一八. 酔仙厳や高城山 川を隔てて秀麗の鳥帽子ヶ嶽に机渕 廻ればいつか津民駅

 

一九. 幽遂閑雅(ゆうすいかんが・この地を踏めば霊気に触れ、 心身自ら澄み、霊妙なる神徳に帰する)の桧原山 誦経(ずきょう、じゅきょう・ 仏教等において、経典を朗誦すること)の声を聞きながら昔を偲ぶ正平寺 茲(ここ)より僅か一里半

 

二〇. 奇岳の麓西東 翠巒(すいらん・緑色に連なる山々)清水眺めては瑞西(スイス)の景もかくもこそ ロッキー山狭(やまがい・山と山との間、谷間)やま あいかくもこそ 

 

二一. 柿坂駅の勝景は 文にも画尽されず筆を擲ち山陽が 称揚(しょうよう・ほめたたえること)したる擲筆峰

 

二二. 茲(ここ)は耶鉄の終点地 寺宝に名ある袈裟掛の名号を有する善正寺 詣でて旅労を忘るべし

 

二三. 是より馬車や車にて 三里余りを辿(たどり)りなば 山幽水伯秀麗の 深耶馬溪に至るべし

 

二四. 芝石岩や鳶の岩 竜鼻岩にこじき岩七福岩と鴨良滝 奇しき眺めは数多し

 

二五. 英彦登山は本溪の 青葉若葉に花紅葉四季の眺めに七里半

 

二六. 途にて比目の花房や 毛谷村六助豊前坊武術をきたひし岩見等の 史跡を探るも妙ならん

 

2016・2・26 「広島県立竹原高等学校」の校歌

 

頼山陽の祖父の屋敷が残り、父や叔父が暮らした竹原にも頼山陽の名が刻まれた校歌があります。

 

「広島県立竹原高等学校」の校歌

 

1、朝日山みどりすがしく

  こだまする望み新らし

  真理の泉慕うなり

  健やかにいよゝ励みて

  葡萄のみのりゆたかに

  美わしく気高く強く

  青空の智恵くまんかな

 

2、賀茂川の流れ清けし

  山陽のみ跡香わし

  誇りあり我がふるさとは

  文化の華を咲かすなり

  朗らかにいよゝ努めて

  春霞花もうらゝに

  いさましくまさしく直く

  栄えある丘を越えんかな

 

3、内海の波は静けく

  達潮のひびきのどけし

  祈りあり我がはらからは

  平和の虹を懸くるなり

  睦みあいいよゝ扶けて

  朝雲のいぶきさやかに

  若ぞ正しく潔く

  光の道を行かんかな

 

作詞 大木惇夫

作曲 乗松昭博

 

 

2016・2・19 「熊本県天草郡苓北町立富岡小学校」の校歌

 

頼山陽が「天草灘に泊す」を詠んだ地にある富岡小学校の校歌です。

緑色は「天草灘に泊す」に詠まれた言葉です。

 

「熊本県天草郡苓北町立富岡小学校」の校歌

 

1、彼の山陽が 詩いたる 雲か山かの 大洋は 
  萬里渺茫 堂々と 寄せては返す 四時の花

 

2、天領以来 苓洲に 歴史も古し 臥龍岡 

  ここ西海の勝地 松籟不断の 楽の音

 

3、漣衣を抱く巴﨑 隔てて仰ぐ 温泉の山 
  千々岩の灘に影ながし 白きは波か はた雪か

 

4、吹く潮風に塵寰の 穢れも波の別天地 
  脱俗巍然 蒼空に 学舎峙つ 海の中

 

5、聖意畏み 撫子の 花とりどりに 咲き出る 
  無雙の楽土 洋々の 希望をたたえて 幾星霜

 

6、規律禮儀を重んじて 勤勉努力 弛みなし 
  蛟龍一度 雲を得ば 青雲の辺に達すなり

 

7、水天髣髴 一碧の 天草灘の荒波も 
  不撓の心 固ければ などか彼岸に 着かざらん

 

明治44年 作詞 / 吉見教英 


富岡小学校のホームページを参考にしました。

 

 

2016・2・13 中津のオッサン

            「鉄道唱歌( 第2集 山陽九州編 )」

 

「♫汽笛一声新橋を はや我汽車は離れたり……」で知られる鉄道唱歌。

これは第1集の東海道編。

 

鉄道唱歌にはさらに第2集「山陽九州編」がある。

始発は神戸、終着は長崎で68番まで続き、33番の中津のところで頼山陽が出てくる。

 

鉄道唱歌 第2集「山陽九州編」

 

33 中津は豊後の繁華の地
   頼山陽の筆により
   名だかくなりし耶馬溪を
   見るには道も遠からず

 

明治33年(1900年)作詞/大和田健樹。作曲/多梅稚、上真行 。

 

歌ってみてください。

意外に簡単に歌えますよ。

 

2016・2・6 中津のオッサン「本耶馬渓中学校」の校歌

 

中津のオッサンから、前回紹介した校歌について、擲筆峰から徒歩10分けのところにある「中津市立耶馬渓中学の校歌」というご指摘がありました。ありがとうございます。お詫びして訂正致します。

 

新たに「本耶馬渓中学校」の校歌も教えていただきました。

 

「中津市立本耶馬渓中学校」の校歌

 

1、耶馬の山並み雲白く 頼山陽にたたえられ

   競秀峰はそそりたつ 嗚呼吾等高らかに

   理想の旗を掲げよう 見よここに平和の扉を開けるのだ

 

2、山国川の青淀にさわやかに映る同門は

   禅海和尚ののみのあと嗚呼吾等励みあい

   この一念を貫こう 見よここに真理の道を拓くのだ

 

3、緑の風もさわやかに古く名だたる羅漢寺の

   岩たくましいたたずまい嗚呼吾等競い合い

   絶えず体を鍛えよう 見よここにあらたな世紀を創るのだ

 

こちらもつくられた年、作詞家の名前をご存じの方はご連絡ください。

 

 

2013・2・5 「耶馬渓中学校」の校歌

 

耶馬渓は頼山陽が命名したことで知られています。

 

「中津市立耶馬渓中学校」の校歌

 

1 耶馬のまほろば  あさみどり
  山の命の     とこしえに
  栄えるところ     我が母校
  きたえよう
  体を鍛え           勤労に
  力のかぎり       いそしもう
  われら  われら 耶馬溪中学校

 

2 紅葉のにしき    くれないの
  山なみ遠く       天高く
  水すむところ    我が母校
  広めよう
  知識を広め       真実を
  力のかぎり       きわめよう
  われら  われら  耶馬溪中学校

 

3 頼山陽の            擲筆峰
    絵巻さながら      美しく
      そびえるところ   我が母校
      羽ばたこう
      心をみがき       大空に
      力のかぎり       羽ばたこう
      われら  われら  耶馬溪中学校

 

つくられた年、作詞者をご存じの方はお知らせください。

 

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