特別な記載がない場合は、見延典子が書いています。

2020・7・22    各国で訳される『日本外史』③露語版

 

先日、Wさんとお会いした時「『日本外史』仏語版は、上海版を訳したものらしい」とおっしゃっていたが、仏語版のほうが先に出ていることを考えれば、あり得ない話になる。

『日本外史』露語版は上海版、仏語版よりさらに遅く出版されたようで、下部に「1910」という数字が見える。日露戦争が1904年だから、これも政治的な背景があっての出版と想像するが、何しろ、書いてあることが読めないのだから、お手上げ状態である。

2020・7・17    各国で訳される『日本外史』➁仏語版➁

 

幕末のフランスといえば、思い出すのは、1863年(文久3)と1864年(同4)に長州藩とフランス、イギリス、オランダ、アメリカのいわゆる列強4国ととの間で起きた馬関戦争(下関戦争)だ。

その後、フランスは貿易上の利益を求めて幕府との接近を図り、フランス公使・ロッシュの勧めもあり、幕府は1867年パリ万博に使節を派遣する。だが大政奉還が行われ、幕府は消滅する。

『日本外史』仏語版はこのような背景から出版されたと思われるが、如何せんフランス語が読めないので、これ以上のことはわからない。

フランス語がわかる方、教えてください。

2020・7・16    各国で訳される『日本外史』➁仏語

 

フランス語はまったく読めないので、以下は類推である。

表紙の下部に、「1874━1875」とあり、明治7~8年にフランス語に訳されたのではないか。その上、左右に「RARIS」「LONDON」と見え、アネストサトウの英訳が参考とされたのかもしれない。

訳者らしい「FRAN…」という名もみえる。これさえなんと読んでいいのかわからない。どなたか教えてください。

「日本外史22卷 」上海版の序文一部。

頼襄撰 清錢懌評閲  1889年(光緒15、明治22)上海の讀史堂刊   

2020・7・14

各国で訳される『日本外史』

①上海版

 

頼山陽史跡史跡資料館のW氏から『日本外史』の上海版、露語版、仏語版がネット上にのっていることを教えてもらい、さらにそれらを収録したCDを貸してもらう。いずれも存在は知っていたが、ネットで見られるとは知らなかった。

上海版は「『日本外史』の漢文への中国人の評価」というサイトに詳細が載っている。左の写真もそこからお借りした。1889年といえば、日清戦争の5年前で、日本と清国の関係は悪化し、近い将来、戦闘は避けられない状況になっていた。


当時の状況を考えると、『日本外史』が清国上海で訳された事情も推測できる。もちろん文学として愛読されていたわけではない。

ホームページ編集人  見延典子
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 石村良子代表の編集

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「頼山陽と戦争国家

感想② 感想③

感想④

南々社
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 監督 東陽一

 原作 見延典子

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