2021・9・12

山下幸太郎さん → 見延典子「頼山陽の新たな一面」

 

 調べて頂き有難うございます。頼山陽が読みたい書について具体的に示す記録があったのは驚きでした。

 加えると、頼山陽全集には注釈として、「福山・門田宮一郎氏ニ襲蔵セラル。ソノ祖朴斎、親シクコレヲ手授セラレタルモノナリ」とあります。

つまり、頼山陽は「禹貢図」を門田朴斎を譲渡し、曾孫の宮一郎氏にいたるまで門田家が所有していたのではないかと推測しています。

「禹貢図」は文政10年に書かれたものでありますが、この年は『日本外史』が完成した年でもあります。頼山陽の新たな一面が見えてくるのではないかと思いました。

 

2021・9・11

見延典子 → 山下幸太郎さん「頼山陽と中国古典について」

 

「頼山陽が中国古典を抜粋・編集する形で書き遺した作品は多いのでしょうか」というご質問ですが、頼山陽が生きた時代は中国の古典が学びの中心でありましたから、漢詩にしろ、『日本外史』をはじめとする著作にしろ、中国古典を理解していないと頼山陽の意図はくみ取れないだろうと思うことは多々ございます。

石村良子代表にも伺いましたところ、頼山陽が幽居中に書いた陳情(下んの写真)には読みたい本が書かれおり、六経は我が身を修めるもの、その次の群に晏子他、文章の手本にしたい書物に管子など挙げている、とのことです。

2021・9・10

山下幸太郎さん → 見延典子

「頼山陽と中国古典について」

 

こんにちは。

以前教えて頂いた「禹貢図」(頼山陽全書 文集巻11 499頁)について調べていたところ、以下のようなことが分かりました。

・禹貢図は誠之館歴史資料館に所蔵されており、「諫景公・平準貨権論・禹貢図」として三つの作品が一枚に収められていること(右の図はその一つ)。


・諫景公の原典資料が、『妟子春秋』の内篇諫上第一の第24章である。

・平準貨権論の原典資料が、『管子』の国蓄第732編と3編を変則的に組み合わせたものである。

・禹貢図には全書499頁と同じ「丁亥臘月望夜。客散酒醒。更挑燈。讀禹貢一過。約略圖之。」襄。の文が書かれている。

誠之館の歴史資料館にも問い合わせて協力して頂いているところですが、

頼山陽が中国古典を抜粋・編集する形で書き遺した作品は多いのでしょうか。

『頼山陽史跡&石碑巡り』と直接関係はないかも知れませんが、私にとっては頼山陽の別の一面が見えたような発見だったので連絡いたしました。

 宜しくお願いします。

 

 

義斎は広島藩の武家に嫁ぎ、慣れぬ土地での生活に戸惑娘娘静に、訓導の手紙を出したのだった。

飯岡(いのおか)義斎
飯岡(いのおか)義斎

春水へは「世の定め、悲しきことの、多けれど、生きてわるほど、ますものはなし」「心強き、人こそよには、うらやまし、よはきはものに、くだけやすけれ」等の和歌を送るなどしている。(右は義斎の墓に参る梅颸。画は西村緋祿史。見延典子「頼山陽」連載中の挿絵)

 

2021・8・17

石村良子代表

「頼静宛、飯岡義斎の手紙」

 

古文書研究会で「頼静宛、飯岡義斎の手紙」をまとめた。飯岡義斎は静(梅)の父。A4判、50ページ、16通。他に春水宛も。

「人の道といふものありて、その迫りつめたる中に、りんりんたる道義立ちすわりびくともせず、うろりともせねものをあるを能よく明らめ悟り能よく育て養い堅くとり守るべし」と諭している。


2021・7・27 千葉県の久保寺辰彦さん「山陽らしい内容」

 

この書簡、「頼」と書かれていますが、山陽の字体とは少し違うような気がします。しかし、内容が山陽らしいので紹介します。

御懇書 拝誦仕候、春寒強御座候處 一啓、御清適被為在、奉敬賀候、一昨日ハ推参仕候處、御優待被成下、久々ニて得拝顔、高話拝承 大慰久闊之情、大慶之至ニ奉謝候、扨又一昨夜遺却之品有之、其御代りとて美菓御恵贈被下、御叮寧と申、甚通却仕候、鶏卵澤山 御恵贈被下、是ハ何之謂ニ御座候哉、辭可申處、知己之贈、不辭して拝戴仕候、宜御礼申上候

〇拙毫誠ニ昨冬病中一揮、別テ拙劣、御海容可被下候、昨日ハ拙寓へ御賁来も被成度ニて、途中渥美氏ニテ抑留ニ御逢被成、澤村氏も被参候よし、御愉快と拝察仕候、猶其内拝眉可申述候、乍末令置憚、御一同へ宜敷御傳聲、奉頼候、

 

〇旧国より到来枯魚、入尊厨、御一笑可被下、不焼前ニ腹背ヲ能々マキニてたゝキ、御焼二度ほど、麁と醤油を付ケ、程能切ツテ下物ニ御用可被下、随分見かけよりハ妙と存候、一笑々々 草々頓首 正月九日 足立様 頼拝

 

旧蔵内邸とは?

旧藏内邸は明治時代から昭和前期まで福岡県筑豊地方を中心に炭鉱を経営し、また大分県などで錫や金の鉱山も経営した藏内次郎作、保房、次郎兵衛の藏内家三代の本家住宅です。

2021・1・15

近砂敦さん「福岡県で頼山陽に」

 

昨年末、福岡県築上町にある「旧蔵内邸に」カミサンと訪問してきました。コロナ禍で訪問者は私達のみで館務員の案内でゆっくりと見学できました。その時に山陽さんの書が掛けられており「ご無沙汰しております。お変わりございませんか」と

声を掛けさせていただきました。その時の掛軸です。


ホームページ編集人  見延典子
ホームページ編集人  見延典子

『俳句エッセイ 日常』

書店では取り扱いません。

残部僅少!

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石村良子代表の編集

『頼先生遊記帖』(『十旬花月帖』) 

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国家に「生かじり」された 

ベストセラー『日本外史』

「頼山陽と戦争国家

感想② 感想③

感想④

南々社
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『もう頬づえはつか      ない』ブルーレイ

 監督 東陽一

 原作 見延典子

※当ホームページではお取扱いしておりません。

 

 紀行エッセイ

 『私のルーツ

 

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